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Sun cha(さんちゃ)社会保険労務士事務所
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人手不足が解消しない理由
|中小企業は「女性労働力の活用と労働時間設計」を見直すべき
就業者数は増えているのに、人手不足は解消していません。
原因は「人数」ではなく「労働時間と構造」にあります。
ニッセイ基礎研究所のレポートによると、日本は人口減少・高齢化が進む中でも、女性や高齢者の労働参加拡大により、就業者数自体は想定以上に増加しています。一方で、一人当たりの労働時間は長期的に減少しており、その結果、労働投入量(就業者数×労働時間)は減少が続いています。
また、女性の就業は拡大しているものの、短時間勤務や就業調整の影響を受けるケースも多く、潜在的に働く意思があるにもかかわらず十分に労働供給につながっていない状況も見られます。特に「年収の壁」など制度的要因が就業時間の制約となっている点も指摘されています。
このように、労働力は「人数」としては増えている一方で、「時間」としては減少しており、人手不足の本質は単なる人材不足ではなく、労働供給の構造的な制約にあるとされています。
【ニュースの要約】
・就業者数は女性・高齢者を中心に増加している
・過去の予測を上回るペースで増加している
・一人当たり労働時間は長期的に減少している
・結果として労働投入量は減少している
・女性の就業率は上昇し正規化も進んでいる
・潜在労働力は減少しているが女性には拡大余地がある
・短時間就業者には労働時間を増やしたい層が存在する
・「年収の壁」が就業調整の要因となっている
ニッセイ基礎研究所の記事です
この記事に書かれていることは、「人が足りない」のではなく「使える時間が足りない」という点です。実際に「働く人は増えている」「働きたい人も存在する」にもかかわらず、労働時間が減っているため、「人手不足」が深刻化しています。特に着億すべきなのは、短時間勤務の増加と就業調整(年収の壁)です。つまり「 労働力はあるが活用できていない」状態です。
今後の経営は「人数を集める」ではなく「時間をどう使うか」にシフトする必要がありますし、このシフトは小回りの効く中小企業の方が取り組みやすいとも言えます。
【今すぐやるべき対応(チェックリスト)】
□ 短時間人材の活用設計を見直す
□ 業務を時間単位で再設計する
□ 年収の壁を踏まえた働き方設計を行う
□ 女性人材の正規化・戦力化を検討する
□ 労働時間の最適配分を見直す
人手不足倒産が増加する理由|中小企業は「採用ではなく組織設計」を見直すべき
人手不足を原因とする倒産が増加しています。
採用では解決できない「構造的な問題」が顕在化しています。
東京商工リサーチの調査によると、人手不足を要因とする倒産が増加傾向にあり、企業経営に深刻な影響を与えていることが明らかになりました。人手不足の背景には、少子高齢化による労働力人口の減少や採用競争の激化があり、特に中小企業では人材確保が難しくなっています。
また、人手不足は単に採用人数の問題にとどまらず、退職者の増加や業務の属人化、長時間労働の常態化といった複合的な要因と結びついています。その結果、事業の継続が困難となり、倒産に至るケースが発生しています。
このような状況から、企業には採用活動の強化だけでなく、既存人材で業務を回せる体制づくりや、業務の見直しなど、組織全体の再設計が求められています。
【ニュースの要約】
・人手不足を原因とする倒産が増加している
・中小企業での影響が大きい
・労働力人口の減少が背景にある
・採用難が継続している
・退職者の増加が経営に影響している
・業務の属人化が進んでいる
・長時間労働の問題が発生している
・人手不足が事業継続リスクとなっている
東京商工リサーチの記事です
全ての企業が参照すべきニュースです。人手不足が深刻さを増しているという話です。
もちろん採用活動を見直すことは必要ですが、それと同様に、というよりもその前に中小企業が取り組むべきことは「人がいなくても回る設計になっていない」状況を改善することです。
人手不足を「採用を増やす」「外注を増やす」ことで対応しようとする企業は多いですが、「人が減ると止まる組織」のままでは、意味がありません。
本来必要なのは「業務の標準化」「役割の明確化」「属人化の排除」です。つまり 「人数」ではなく「構造」の問題として捉えて改善を図るべきなのです。
【今すぐやるべき対応】
□ 業務の属人化を洗い出す
□ 代替できない業務を特定する
□ 業務の標準化を進める
□ 人に依存しない業務設計を行う
□ 管理職に業務改善の役割を持たせる
紹介している記事に表れている事象の多くは「 組織設計の問題」であることが多いです。
当事務所では、
・意思決定の整理
・管理職の役割設計
・業務の標準化
・AIによる再現化
を通じて、組織が自走する仕組みを構築します
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現在の状態を整理したい方は「組織診断(30分)」をご利用ください
・なぜ組織が回らないのか
・何から手をつけるべきか
を明確にします。
バックオフィスが疲弊する理由は何か 中小企業は「名もなき業務の構造」を見直すべき
DXを進めても業務は減らない――原因は「名もなき業務」にあります。
見えない非効率が組織全体の生産性を下げています。
SmartHRの調査によると、労務担当者の約半数が1日に3回以上の業務中断を経験しており、その主な要因は従業員からの問い合わせ対応や督促など、いわゆる「名もなき業務」であることが明らかになりました。企業では年末調整や労務手続きのデジタル化が進んでいるものの、その前後で発生する従業員とのやり取りが依然として大きな負担となっています。
特に、店舗や工場などで働くノンデスクワーカーとの情報伝達においては、現場責任者を介した口頭伝達が多く、情報の遅延や認識のズレといった構造的な課題が顕在化しています。また、問い合わせの約88%はマニュアルを確認すれば解決できる内容であるにもかかわらず、情報の分かりにくさやアクセス性の低さが原因で、担当者への問い合わせが発生しています。
このような背景から、単なる業務のデジタル化だけではなく、従業員が自ら情報にアクセスし自己解決できる環境の整備が、組織全体の生産性向上に不可欠であると指摘されています。
【ニュースの要約】
・労務担当者の49%が1日3回以上の業務中断を経験している
・繁忙期には業務中断が70%に増加する
・業務中断の主因は「問い合わせ対応(88%)」
・「督促・リマインド(59%)」も主要因となっている
・問い合わせの88%は自己解決可能な内容である
・担当者は「調べるのが面倒」と認識
・従業員は「マニュアルが分かりにくい・見つからない」と認識
・繁忙期には60%が1日1時間以上をやり取りに費やす
・PCを持たない従業員との伝達は口頭依頼が69%
・伝言によるタイムラグや認識ズレが発生している
・情報の到達性・アクセシビリティに課題がある
SmartHRの記事(プレスリリース)です
・労務・総務部門が疲弊している企業
・DXを進めているが効果が出ていない企業
・ノンデスクワーカーが多い企業
に特に参照いただきたい記事です。
業務効率化をする際のスポットをあてるのは「業務量」ではなく「業務構造の欠陥」です。
多くの企業は「システムを導入する」「ペーパーレス化する」等で効率化を図ります。しかし実際には「その前後のやり取り」が増えることになります。つまり「作業」は減ったが「コミュニケーション負荷」は増える状態です。さらに情報が分散している、どこを見ればいいか分からない、理解しづらいという状況では「問い合わせが発生するのは当然」です。これは
従業員の問題ではなく「情報設計の問題」です。本来は「聞かなくても分かる状態」を作る必要があります
【今すぐやるべき対応(チェックリスト)】
□ よくある問い合わせを可視化する
□ マニュアルを「誰でも分かる形」に再設計する
□ 情報の所在を一本化する
□ スマホからアクセスできる環境を整える
□ ノンデスクワーカー向け導線を設計する
□ 「問い合わせを減らす設計」に切り替える
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